【体験談】自分のせいじゃない！強迫性障害を克服できたお話（後編） | 《目に見えない大切なこと》スピリチュアル発信ブログ　mintチャンネル

こんにちは！　初めまして！　mintです。

私の体験した強迫性障害について、後編をお届けします。

あくまでも私自身の話であって、良くなる可能性がある方法の一つかもしれない、としか言うことはできませんが、
もしもご自身やご家族の方で悩んでいる方がいらっしゃったら、よろしければ参考にしてください。

前編はこちらからご覧ください☞【体験談】自分のせいじゃない！強迫性障害を克服できたお話（前編） | 《目に見えない大切なこと》スピリチュアル発信ブログ　mintチャンネル (spimint.com)

中編はこちらからご覧ください☞【体験談】自分のせいじゃない！強迫性障害を克服できたお話（中編） | 《目に見えない大切なこと》スピリチュアル発信ブログ　mintチャンネル (spimint.com)

（後編）

数年間、ここには書ききれないほど実に様々な症状がありました。
お買い物に出ることができても、”知らないうちに人を刺してしまったのではないか？”　といった観念が襲ってきたり、
数秒前に自分が何をしていたのかを（人に危害を加えていないかを）考えすぎて分からなくなってパニックになったり、園に通う我が子に持たせる給食袋に何か恐ろしいものを付着させてしまったのではないかと何度もカバンの中を出し入れして確認したり、と…。

経験者でなければまったく想像のつかない世界だと思います。

日常のことが普通にできなくなるだけでなく、激しい苦悩と苦痛を伴って気が狂いそうになります。
（もちろん、そんなふうに危害を加えたいとか加えようとかこれまでの人生で思ったことは一度もありませんし考えたこともありません。むしろ自分にとって絶対にいやなこと、絶対にしてはいけないこと　が観念となって襲ってくるから苦しいのです。）

ある日、江原啓之さんの著書と出会い、スピリチュアルを少し学び、その真理に心が救われるのを感じました。

その時の記事はこちら☞【災い転じて…?!】スピリチュアルに目覚めたきっかけのお話① | 《目に見えない大切なこと》スピリチュアル発信ブログ　mintチャンネル (spimint.com)

私は、なんとかしてちゃんと治したい！早く良くなりたい！という思いで、ネットをくまなく検索し、強迫性障害のことをたくさん勉強しました。
この病気を治すには、強迫行為を減らしていくことが大切だと言われています。

私のその頃の症状は、頭の中でだけ起こっている強迫観念がほとんどでした。

その観念に対して「そんなわけない、大丈夫だ！」と確認し繰り返すことや、家族などに「大丈夫だよね？」などと確認して巻き込むことがこのタイプの強迫行為になります。それをやればやるほど、逆に観念は強くなってしまうという特徴があります。

私はこのタイプでした。

例えば手洗いの強迫行為であればそれを我慢してみるなど物理的に分かりやすい荒治療ができたのかもしれませんが（それもかなり辛いことですが）、私は頭の中の思考（強迫観念）が強いタイプの症状でした。考えないようにすればするほど症状が出てきてしまいました。
そういう場合は、思考が出てきても確認しない・反復しない・スルーする　といったことが有効だったと思いますが、それは困難でした。確認しないようにと思っても思い返してしまいます。スルーしようと何か他のことをしていても、勝手に思考が湧き出てきてしまいます。

諸悪の根源である観念をなくすことが一番大切だし一番難しいことでした。
自分の意志とか自分を律するなどということは、まったく通用しません。

毎日ネットで探しました。何かよい方法はないか・・

探して試して探して試して、そして、私にぴったりとはまった方法をついに見つけたのです！

それはこういうものでした。

あなたを苦しめる”強迫性障害”に名前をつけてください。

どんな名前でもかまいません。

例えば「太郎」としましょう。

何かいやな思考が出てきたとき、
それはあなたの思考ではありません。
「太郎」があなたにいたずらを仕掛けてきているのです。

あなたに気にかけてもらいたくて、ひたすら太郎はいたずらをしてきます。

「ほーら、こんなことも起こるかもよ～」
「こんなふうに思ってごらん～」
「怖いよね～、不安だよね～」っていじわるをしてきます。

すごく嫌な感じで、こう言ってきます。

「強迫行為をしないと、悪いことが起こるよ～～」

でも　それは太郎の罠です。
あなたのことが大好きだからかまってもらいたくて仕方がないんです。

でもあなたは太郎と遊んであげているヒマなんてありませんよね？

だからこうしてください。

「また太郎が来たのか！うるさいから無視しとこう！」

「太郎のやつ、今日はしつこいなぁ」

「もうあっちいけ！」

って。

そしてあなたはあなたのするべきことをしていれば良いんです。

太郎は何度もやってきて嫌なことばかり言ってくるけど、太郎のことなんて何も気にしなくていいんです。

ただの嫌がらせなんだから。

「相手なんてしてあげられないよ！ごめんね！」って、追い返してください。無視しててください。

わざと強迫行為をしないで、太郎を困らせてあげましょう。

そうしているうちに、太郎はあきらめて、やがて来なくなります。

（記憶ですのでこのままの通りではありません）

この方法が、私には本当によく効きました。
急激にラクになっていったのです。

もちろん、日によって波はあるので、どうしても「太郎」が離れてくれなかったこともありますし、

頭の中がぐちゃぐちゃになってしまって一からやり直した時も沢山あります。

それでも、なるべく継続するようにしました。

私の考察で書きますが、この方法の効果的なことは、

自分の思考ではない　この思考をしているのは自分ではない、という考え方をすることにあると思います。

自分がそう思っているというふうに捉えていると
それは自分の中で起こっていることになってしまいます。
だからそれをなんとか処理しようと頑張らくてはいけなくなります。
それが強迫行為になるのではないでしょうか。

そうではなくて、
外部で起こっていること　という認識で良いのです。

実際にそうなのです。

本当にそれは幻覚や幻聴のようなもので、
本来の自分とは関係のないものなんです。

本当にただの嫌がらせのようなものなのです。

それは自分ではないのだから、切り離す意志があれば切り離すことができるんです。

私が見てきた中では、あまり一般的には言われていないというかあまり語られていないことなのではないかなと思います。（書籍などでは分かりません。太郎の代わりに強迫大魔王とおっしゃっているyoutubeは確認しました）

少なくとも当時それを教えてくれたサイトは、私が知る限り他にはありませんでした。
どこかの病院の精神科の先生のお話だったと記憶しています。とても温かみのあるサイトだと感じた記憶があります。

私は、

「あー、また太郎ね、ハイハイ😓」

「あ、そうだった！これは太郎が言っていることだから、別に私が考えなくても良いんだった！」

何度太郎が襲ってきても、ひたすらこうやって繰り返しました。

※ その時、本当にその思考が外からやってきている（太郎が言ってきている）みたいなイメージをするのもポイントです。

もしも同じように苦しんでいる方がいらっしゃったら、参考に、ぜひ試してみてください。

なんの損もないと思います。太郎は傷つくかもしれませんが…(笑)

もしもこの方法がぴったり合えば、きっと今よりもラクになれると思います。

でもそれだけではなく、私は薬もちゃんと飲んでいました。
薬は薬で、物理的にセロトニンを増やしてくれたりと、治すためには必要なものだと思います。
（抗不安薬もいただいていましたが、それもやっぱりしっかり眠ることや気持ちを落ち着かせるのに必要不可欠なものでした。）

私は、友達と、病院の先生と、スピリチュアル（パワーストーンの力も含みます）と、この考え方のおかげで
最大値の量から徐々に薬を減らしていくことができました。💊

この考え方を取り入れてからは、わりと早く普通の日常生活が送れるようになりました。
ですから本当に苦しかったのは３年くらいの間だけです。
私の場合は20歳の発症からすると気づくのが遅すぎたので、ひどくなってしまったし長引いたということはあります。

それでも病院に通い始めて6、7年でほぼ良くなり、その間、二人目の子供を授かることもできました。（薬は一旦中断しました。二人目を出産後は一時的に症状がかなり酷くなりましたが、それはお医者さんからも言われていたことだったので覚悟の上でした）