【体験談】自分のせいじゃない!強迫性障害を克服できたお話(前編)

こんにちは! 初めまして! mintです。

今回は、絶対に書きたかったテーマのひとつ、
強迫性障害を患い、そして治すことができたお話について 私の体験談をお伝えしたいと思います。


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あくまでも私自身の話であって、良くなる可能性のある方法の一つかもしれない としか言うことはできませんが、
もしもご自身やご家族の方で悩んでいる方がいらっしゃったら、よろしければ参考にしてください。

考え方のお話です。

まず私の症状がどんなものだったかお話しますね。

私の場合は20歳頃から発症していました。最初は軽かったのでまさか病気だと思っておらず、
性格が変わったのかな?ぐらいに思っていました。

当時 パソコンで伝票入力をする仕事をしていたのですが、「間違えてはいけない」という観念を持つようになり、入力後に何度も確認するようになりました。
間違っていないのに、何度確認してもなぜかそれが頭の中で腑に落ちず、そのうち 長い時間 画面とにらめっこをするようになりました。やればやるほど自分の中でOKの感覚が訪れないのです。上司も、急にパフォーマンスが落ちた私に首をかしげていました。
帰りのロッカーでは、空っぽになっているのに何か忘れ物をしていないかと何度も確認するようになりました。
「どうしたの?早く行こうよ」と同僚も首をかしげます。

運転して家に帰ると、「知らないうちに誰かを轢いてしまったのではないか?」という思考が浮かんできて、そんなわけない と思えば思うほど、その思考が強く迫ってきたのでした。
確認のために引き返すことも何度もありました🚙。ひき逃げなどの事故のニュースがなかったかも確認します。
これらのことは まさに典型的なあるあるの症状だと思います。
でもまさか病気とは思わず、当時は 自分はすごく神経質になってしまった と思っていたのです。

環境が変わると、それらの症状は一旦なくなりました。
たまたまやりたいことがあって東京での一人暮らしが始まり、仕事の内容も変わり車を運転することがなくなったからです。

だけど一人暮らしが始まると、
今度はガスの元栓を閉めたかを確認するのに30分、玄関の鍵を閉めたかを確認するのに30分・・
といった また別の確認作業にすり替わりました。

とにかく疲弊するので苦しかったのですが、病気だとは気づかず、自分の性格だと思っていました。


その後結婚し、息子を出産します。
幸せの絶頂でした。

でも3か月を過ぎた頃に、もしかしたら、何か息子は病気にかかっているのではないか?という思考がよぎるようになりました。
当時 歯ぐきがムズムズする月齢だったので、自分の手を口にもっていって こぶしを噛むようなしぐさを頻繁にしていたのです。
それによって、何か悪い病原菌やウイルスを体内に入れてしまったかもしれない!と、証拠のない謎の思考が強く迫ってきたのです。しかも、それが息子の命を奪うような病気なのかもしれない!! と思ってしまったのです。

「もう息子は、長くは生きられないのかもしれない‥」

信じられないかもしれませんが そんなところまで瞬時に考えが及んでしまうのです。

通常なら、仮にふとそんな思考が浮かんだとしても、「そんなわけないか😅」と、そのうち忘れるものだと思います。
強迫性障害の怖いところは、自分でもおかしいと分かっているのに 自分の意志で打ち消すことが全くできず、
それどころか 打ち消そうとすればするほど さらに強く強く迫ってきて、まるで本当にそうなってしまっているみたいに感じてしまうところなのです。

その体感というのは、とてもとても重大なミスをおかしてしまったときのよう といえば想像がつくでしょうか。

例えば、何億円もの壺を割ってしまって、弁償などできないのに一生かけて償わなければいけない、とか
誰かを本当に車で轢いてしまうことがあったとしたら、どんな感情になるか想像できますでしょうか?
青ざめるような感覚と、身に迫るような恐怖の体感を、思考と同時に 強く感じます

(この体感については、私が知る限りでは あまり語られていないことだと思います。)

典型的な、手洗いを何度もしてしまう強迫行為にしても、汚れや菌やウイルスが少しでも付いているということがすごく恐ろしいことだと感じる強迫観念が先にあり、上記のような強い体感が 手を洗うごとに繰り返しぶり返されることによって起こっていると、私は考えています。

人から見たら馬鹿馬鹿しいと思うようなことであったとしても、本人にしてみればそれぐらいの衝撃的な体感とともに、本当に起こったかもしれないことのように何度も襲ってくるのです。といえば、強迫性障害の苦しさは少しでも伝わるでしょうか。

でも、その思考や体感自体 自分でも意味がわからないのです。なぜそう思ってしまうのかという根拠も証拠も何もないのです。
だからこそなおさら苦しいのです。

ただ自分の意志とは裏腹に、急に雷のように落ちてくるのです。

おかしな考えだということは自分でも理解しているのですが、
「そんなわけない!」という正常な思考と同時に、それをはるかに上回る体感が襲ってくるので、
「そんなわけない!」というささやかな抵抗が、いとも簡単に打ち消されてしまうのです。

実際には脳の機能障害だと言われています。
ストレスや環境などの要因で発症するとするならば、そういう意味では心の病ともいえるかもしれません。
ただし遺伝要素なども大きいそうです。

私が経験した強迫性障害は、ざっと説明すると そんな病気です。

読んでいただきありがとうございます!
(中編)・(後編) で 私が経験した完治までの経緯もご覧いただけたら幸いです。


中編はこちら☞【体験談】自分のせいじゃない!強迫性障害を乗り越えたお話(中編) | 《目に見えない大切なこと》スピリチュアル発信ブログ mintチャンネル (spimint.com)

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